Fastly

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 Fastlyはコンテンツ配信の完全なコントロール、リアルタイムアクセス解析、頻繁に更新されるコンテンツをエッジでキャッシュする機能を提供する唯一のCDN(Content Delivery Network:コンテンツ配信ネットワーク)です。セキュアなグローバル・ネットワークは、高速で安定したパフォーマンスをウェブサイトやモバイル・アプリケーションに提供します。

 これまでCDNではキャッシュされるコンテンツのコントロールを行なうためにTTLを利用してきました。しかし、TTLを使った制御は、TTLが有効期限切れになるまではキャッシュを更新できないということであるため、随時更新されるサイトのコンテンツにはCDNを利用しにくいという欠点がありました。Fastlyはこの欠点をインスタントパージという機能を実装することで解決しました。パージとは、エッジサーバに保存されているキャッシュを強制的に削除するという機能で、他のCDNでも一部採用されていますが、実際にパージがコンテンツを削除するまでに数分〜数十分かかってしまいます。Fastlyのインスタントパージを使えば、150ミリ秒程度でパージを実行することが可能になるため、これまでキャッシュできなかった頻繁に更新されるコンテンツ(イベントドリブンコンテンツ)もキャッシュの対象とすることができるようになりました。

 Fastlyはアクセスログについても革新的な機能を提供しています。これまでのアクセスログ配信は定期的にまとめて配信されるものが主流でしたが、Fastlyはログをストリーミング形式でリアルタイムにお届けすることを可能にしました。ログの配信先としては、Amazon S3、Logentries、Papertrail、Sumo Logic、Syslogなど、各種サービスを選択することが可能です。

 配信設定についても、自由に作成、編集を行なうことができ、実装にかかる時間は2.5秒程度で、他社と比較しても大幅にパフォーマンスを向上させています。Varnishというオープンソースのソフトウェアをベースに開発されているため、VCL (Varnish Configuration Language)を使ってより高度な設定を行なうことも可能です。トークン認証、GeoIPによる地域制御、端末判定などの機能も実装することができます。

 FastlyはAugust Capital、Battery Ventures、O’Reilly AlphaTech Ventures、Amplify Partners、IDG Venturesより投資を受けています。現在オフィスはサンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドン、東京にあり、Twitter、the Guardian、GOV.UK、Imgur、Fast Company、GitHub、Wayfair、PinterestやShazamなどの有名企業をサポートしています。詳細はFastly.comをご覧になるか、@fastly(https://twitter.com/fastly/)をフォローして下さい。

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